システムやWebサイト構築など、プログラミング言語を活用して開発をおこなうときには、複数の言語を習得しておくと大きなメリットがある。複数の言語を扱うことで、より柔軟な開発が可能になるのだ。
言語を使い分けることで、クライアントの要望にも対応しやすい。例えば、Webサイトの根幹はHTMLでプログラミングし、動きを付けたいときにはJavaScriptを利用するなど、臨機応変に対応させることができるのだ。自身のプログラミングスキルを磨くことにも繋がり、プログラマーとしてステップアップすることも難しくはない。
また、言語によってメリットとデメリットがあるため、複数の言語を扱えると、必要なプログラムの取捨選択をおこなうことができるようになる。
複数のプログラミング言語を習得するときには、入門書やオンライン学習サイトを利用するといいだろう。初心者から上級者まで、さまざまな入門書があり、オンラインであればプログラムの動きを確認しながら言語を学ぶことができる。
触れたことのない言語であったとしても、プログラムの基礎知識があれば、一から学習するよりも理解が早いと言える。言語ごとに特徴はあるが、違いを明確に判断でき、記憶にも残りやすいのだ。
学習する言語を選択するときは、自身が扱える言語に似ているものを選ぶと習得しやすくなる。文法や構造に違いがあっても、基本的な考え方が似ているため、まったく別の言語よりも習得難易度が低いと言えるからだ。習得している言語の知識を他の言語に活かすことも容易にできる。
ただ学習する言語を選択するときは需要も考慮することが大切だ。学習しやすくても、その言語が廃れてしまえば意味がない。追加で新しい言語を学習するのであれば、企業やエンジニアに人気の言語の中から自分が習得している言語に似ているものを選ぶとよいだろう。